『北の子守唄』(英題:Northern Lullaby)

動画のサムネ

夢の果てミュージック『憧憬』に収録中の『北の子守唄』について、楽曲の特徴や制作のきっかけをご紹介しています。

『北の子守唄』について

『北の子守唄』は厳粛で力強い、そして温かいピアノが特徴の静かな癒し音楽です。深い情愛が心の中で静かに広がっていくような、安らかな癒しのサウンドをお楽しみください。

楽曲データ

作曲年:2020年

制作環境:Logic Pro9 & X

使用楽器:ピアノ、シンセサイザー、ストリングス、エレピなど

ライセンス購入:https://audiostock.jp/audio/785849

動画

制作小話

『北の子守唄』は私が札幌で暮らしていたときに制作した楽曲の一つで、特に思い入れのある楽曲です。きっかけは北の大地での暮らしのなかで偶然目にした日常の光景でした。

それは雪が激しく降る午後のこと。電車で見かけたとある光景でした。小さな赤ん坊を胸に抱いた女性が電車に乗車してきました。すると赤ん坊が突如、大きな声で泣き始めます。

母親は赤ん坊を慈愛に満ちた優しいまなざしでなだめ、あやします。そして赤ん坊はまた、静かに母親の胸で安らかに抱かれています。これはわずか5分程度の出来事でしたが、そのとき感じた感動を正しく文字で表現することはできません。

ただ一つ言えるのは、人が成長して大人になって生きていけるということはその成長を見守ってくれた誰かがいた、ということ。人は誰かに支えられ生きているという当たり前の事実を、改めて思い出させてくれました。

このときの光景をモチーフに制作したのが『北の子守唄』です。

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