ドキドキしてた自分に、もう一度出会うメロディ。『帰り道の思い出』（英題：On the Way Back Home）

ライセンス販売サイトで使用権を販売しており、YouTubeで無料公開しているオリジナル曲『帰り道の思い出』（英題：On the Way Back Home）についてご紹介します。

『帰り道の思い出』について

『帰り道の思い出』は青春の瑞々しさが詰まった、明るく軽やかなピアノポップです。

親しみやすいエレクトリックピアノのメロディと、温かみのあるピアノ伴奏を中心に、物語のようにドラマチックな展開が広がります。転調を織り交ぜながら、ただ楽しいだけでなく、どこか切なさを感じる瞬間も。

それはまるで10代のあの頃、放課後に気になるあの人と並んで歩いた帰り道のような、胸が高鳴る時間。そんな、初々しくてちょっと照れくさい、でも確かに輝いていた青春のワンシーンを思い出させてくれる1曲です。

作曲年：2000年

制作環境：Logic ProX

使用楽器：エレピ、ピアノ、ストリングス、ブラス、ベース、ドラムなど

『帰り道の思い出』は、青春の輝きとともに、今の自分にふと重なる大人の切なさを描いた作品です。

年を重ねるにつれ、私たちはさまざまな経験を積んでいきます。初めてのことに胸を躍らせ、すべてが新鮮だったあの頃。「やってみたい！」「知りたい！」という気持ちが抑えきれず、世界はいつもキラキラと輝いていました。

でも、経験を重ねるうちに、そうしたドキドキやワクワクは少しずつ薄れていきます。代わりに、細かなことが気になったり、もっと強い刺激を求めたりするようになってしまいます。

それは、成長とも言えますが、同時にちょっとしたぜいたくにもなっていくのかもしれません。だからこそ、10代の頃の初々しい感覚は、いつまでも心に残るのでしょう。それは、人生で一度きりの、かけがえのない感覚だから。

『帰り道の思い出』には、そんな「若かったあの頃の自分」と「今の自分」が静かに交差する、少しほろ苦くて温かい時間を閉じ込めました。