遠き憧憬に寄せる、追憶のメロディ。『霧の遺跡』(英題:Fog Ruins)

動画のサムネ

ライセンス販売サイトで使用権を販売しており、YouTubeで無料公開しているオリジナル曲『霧の遺跡』(英題:Fog Ruins)についてご紹介します。

『霧の遺跡』について

『霧の遺跡』は、ノスタルジックなシンセサイザーの淡いサウンドと、まるで子守唄のように哀愁を漂わせるメロディが特徴の作品です。

タイトルにある「霧」は、かつて確かに存在していたのに、いまでは輪郭がぼやけてしまった“遠い記憶”の比喩。

もう触れることはできなくても、心の奥深くで静かに息づく、大切な思い出たち──。本作は、そんな記憶の遺跡への憧憬を音楽として描き出しています。

淡く、儚く、そして切ない。かつての風景がふと胸をよぎるような、懐かしさに包まれるサウンドを、ぜひお楽しみください。

楽曲データ

作曲年:2021年

制作環境:Logic ProX

使用楽器:エレピ、シンセサイザー

ライセンス購入:https://audiostock.jp/audio/1162062

動画

制作小話

『霧の遺跡』は「遠い記憶」をテーマにした作品です。

「遠い記憶」。それはいわば、無意識の領域に沈んだ「忘れらるる記憶」。もはや遠い過去となり、現在にその面影を見つけることはできないかもしれません。けれど、それは今も心のどこかに、静かに息づいています。

タイトルにある「霧」は、そのような記憶の在り方──かつて確かに存在したはずなのに、今は輪郭を失い、ぼんやりとしたイメージだけが残る。そんな「ぼやけた記憶」の比喩でもあります。遺跡という言葉が示すように、それは“心の奥に眠る忘れられた風景”です。

この作品では、淡くノスタルジックな響きを持つシンセサイザーの音色をフィーチャー。もはやそこにはないけれど、確かにあった、かつて大切だった「遠い日の記憶」への憧憬を音で表現しています。

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