
ライセンス販売サイトで使用権を販売しており、YouTubeで無料公開しているオリジナル曲『夕方5時、東京のとある駅にて』(英題:Railway Platform)についてご紹介します。
『夕方5時、東京のとある駅にて』について
『夕方5時、東京のとある駅にて』は、夕日が沈む黄昏時の情景を描いたピアノバラードです。
静かなピアノソロから始まり、ストリングスやフルートなどのアンサンブルが加わることで、ドラマチックな広がりを見せます。
まるで一つの物語を紡ぐような、情感とノスタルジアが交差するサウンドをお楽しみください。
楽曲データ
作曲年:2001年
制作環境:Logic ProX
使用楽器:ピアノ、ストリングス、フルート、チェレスタなど
ライセンス購入:https://audiostock.jp/mypage/audios/898817
動画
制作小話
それは、2001年の冬のことでした。
当時の私は東京で暮らしながら、月に一度中央線に乗り、四谷で総武線に乗り換えて、とあるレコード会社に通っていました。プロデューサーにデモ曲を聴いてもらう。そんな日々を過ごしていました。
その日、レコード会社を後にして最寄り駅に戻り、JR中央線のホームへ降り立つと、ふと視線の先でカップルが言い争っているのが目に入りました。
女性は感情を抑えきれない様子で、遠くから見ている私にも胸に刺さるほどでした。そして次の瞬間、彼女は指にはめていた指輪を勢いよく投げ捨てたのです。
そのまま帰路についたものの、その光景がずっと心に引っかかっていました。そしてその夜、ピアノに向かったとき、あの場面の余韻が音となり形になりました。それが、本曲『夕方5時、東京のとある駅にて』です。
出会いがあれば、別れもある。その交差点のような瞬間を音で描いたのが、この曲のテーマです。

